1. 犬の涙が臭いときは涙が出ていることに注意しよう

愛犬が目をうるうるさせていると、まるで悲しかったり寂しかったりして泣いているのかな、などと思って可愛くなりますよね。ですが、犬はそもそも涙を流しません。痛くても辛くても悲しくても、人間のようにさめざめと涙を流すこと自体がないのです。たまに、ちょこっと出るくらいで、ずっと目がうるうるしているような状態である場合、それは病気です。

犬の涙が臭い、とお悩みの飼い主さんは、一度、愛犬が涙やけの症状に陥っていないか気をつけてあげることが大切です。なぜならば、犬は涙をそもそも流さないので、涙が臭いということは何らかの異常で涙が出ているということだからです。

こういった、涙腺や涙管の炎症によって涙やけを起こすのは、トイプードルやチワワといった、目が大きくて鼻が低い顔立ちの犬種に多いようです。特にトイプードルは、顔も全体が毛でおおわれているので、毛についた異物が目に入りやすいのです。目が大きいとなおさらです。

 

1.1 涙が出ているときは涙やけなどを起こしているサイン

愛犬の涙が臭いな、と思うとき、つい、その臭いにばかり気を取られがちですが、涙の臭いは、涙が出ている原因を取り除かなければ解決しないことがほとんどです。

では、涙が出ている原因とは何かと言うと、主に涙やけや、目に炎症を起こしているなどのことです。これらに共通することは、涙管が詰まっていたりといった、「詰まり」によって炎症を起こしているという点です。体の内部に炎症を起こしている場合、それによって涙やけなどの症状が現れますが、炎症を起こしているということは、その部分が細菌などと戦っているということです。

ですので、出てくる涙はあまりさらさらとしておらず、ちょっとぬるっとしていることが多いのです。涙と一緒に細菌を外に追い出そうとしているわけなんですね。つまり、出ているものは、細菌の死がいのかたまりであったりします。そのために、涙が臭うというわけなのです。

涙が臭い場合には、細菌による炎症だと考えてほぼ間違いがないようです。その他、風邪などによって鼻が詰まっているときにも涙が出てきますが、これも、結局細菌を外に追い出していることになるため、臭いです。

臭いがきつければきついほど、重症であると考えて対処するべきなのですね。

1.2 まずは涙を出さないようにしてあげることが先決

涙やけを起こしていたりする場合には、臭いの前に、涙やけを治療してあげることがまず第一となります。臭いということは、そうとう炎症がひどいということなので、動物病院にまず連れていってあげてください。そこで原因を特定してもらい、必要な処置をしてもらうことがまず第一です。

ですが、治療したからといってすぐに症状がよくなるわけでもなく、飼い主さんも目の周りのケアをしてあげることが多くなります。原因を取り除きながら、目の周りを清潔に保つことが大切です。もともと涙が臭かった場合には、目やになどもかなり出ていることが多いので、目やには見つけたらすぐに取り除いてあげましょう。

また、あまりにも涙が臭い、というときは、涙嚢炎といって、涙の袋自体が炎症を起こしてしまっている可能性が高いので、出された抗生物質は必ず飲ませるようにします。
トイプードルなど、涙やけや目の炎症を起こしやすい犬種では特に、涙が出ている、または涙が臭い、ということが起こったら、すでに目に関係する部分のどこかに炎症が起きていると考え、すみやかに原因を取り除いてあげることが最も大切ですよ。